はたらくコラム

田舎は仕事がない⁉田舎でできる仕事の見つけ方

2017年9月28日


今、都市部では田舎暮らしの希望者が増えているようです。

東京・有楽町にあり、地方移住の情報提供を行う「ふるさと回帰センター」への問合せ・来訪者数は年々増加し、2008年度の2901件から2016年度は27,700件とほぼ10倍に増加。(認定NPO法人ふるさと回帰センター「2016年度年次報告書」)

特に最近では、地方自治体が移住支援制度に力を入れていることもあり、移住を検討する30~40代の子育て世代も多いとか。

しかし、田舎暮らしを検討する際に最も気になるのが「仕事」問題です。田舎には仕事がなさそうなイメージがありますが、本当のところはどうなのか。

田舎でもできる仕事の見つけ方をご紹介します。


「田舎は仕事がない?」というイメージの実態

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田舎は仕事がない…というイメージを持つ人は少なくないと思います。

しかし、単純に最近の求人倍率をみてみると、たとえば2016年度の調査で移住先として人気が高かった山梨県は、平成29年7月の正社員の求人倍率は0.80倍(2017.8.29山梨労働局発表)。同じく移住先として人気が高い長野県だと1.01倍(2017.8.29長野労働局発表)と、ともに決して「仕事がない」わけではありません


ただ、地方と都市部ではその仕事の職種内容や企業規模の違いがあります。また、平均年収も都市部に比べて2~3割低いことから、「都市部と同じ仕事」や「都市部と同じ年収」を探そうと思うと「仕事がない」と感じてしまうと思います。

どうしても、やりたい仕事がある。
どうしても、年収はこれくらい必要。

そのようなこだわりがある場合には、田舎で仕事を見つけるのは難しいかもしれませんが、こだわりを少し緩めてもよいならば、仕事はあります

「生活できて、やりがいも感じられるなら、ある程度は条件を広げて、考えてみてもいいかな」と思えたら、次のような方法で仕事を探してみましょう。



①ハローワークで探す


地元の中小企業の求人は、ハローワークで探すことができます。

中小企業でも、地元で安定経営をしている企業や、年間休日こそ少ないけれど、毎日定時で帰ることができて、ほとんど残業がないような企業など、優良企業はたくさんあります

特に地方では、ハローワークを利用して、採用コストをかけずに採用を行っている企業も多いので、まずはハローワークを確認してみましょう。



②大手だけでなく、地域限定の転職情報サイトをチェック


大手転職情報サイトをチェックすれば、全国展開をしている企業の地方勤務求人を探すことができます。

流通小売業やサービス業、外食業が多いですが、中には採用コストをかけることができる体力のある地元企業の求人もあります。

また、地域によっては、地元企業や行政が運営している地元の中小企業の求人が豊富な転職情報サイトもあります。「(田舎暮らしを希望する県名) 求人情報サイト」(例:「山梨県 求人情報サイト」)で検索し、そのような地域限定サイトがあるかどうか、一度確認するのも忘れないようにしましょう。


③移住相談会で仕事について聞いてみる

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有楽町のふるさと回帰センターはじめ、今移住相談会は様々な場所で行われています。田舎暮らしを検討し始めたら、この移住相談会に参加し、相談員に「仕事をどうやって探せばよいか?」を聞いてみましょう。

地方自治体によっては、移住相談員が仕事探しまで手伝ってくれることもあります。長野県のある都市では、相談員が自ら移住希望者のキャリアが活かせそうな企業に掛け合って面接の場を設定し、無事、転職と移住が決まったというエピソードもあるほど。

相談員の対応は、その市町村によって様々ですが、聞くだけ聞いてみると仕事のご縁も見つかるかもしれません。



④地域おこし協力隊になって仕事を探す


移住を希望する市町村で、地域おこし協力隊を募集している場合は、地域おこし協力隊になるというのも1つです。

地域おこし協力隊は、1年以上3年以下の期間限定で地方自治体から委託を受けて、その地域で生活し、各種協力活動を行うものですが、この期間中に地元でネットワークを拡げて就職先を見つけたり、地域おこし協力隊の委託期間終了後も、地方自治体の契約社員としてその仕事を続けたりする人も少なくありません



⑤デジタルノマドになる


今や、インターネット環境があれば、パソコン1台で場所を選ばずにできる仕事も増えてきています。田舎で暮らすデジタルノマドになるのも、1つの選択肢です。

在宅ワークは、お小遣い稼ぎではなく、生活できるレベルを目指すとなると、まだまだデザイン関連やWEB関連の仕事が多いですが、一度クラウドソーシングサイトをみてみると、自分ができそうな仕事がみつかるかもしれません。



⑥就農を本気で検討する


日本の農業人口の減少は著しく、2016年に初めて200万人を割り込み、農業の担い手不足は、深刻な問題になっています。

そのため、各地方自治体は移住して農業を始めようという人材の就農を支援するために、様々な支援制度や補助金を用意しています。

都市部で働いていた生活から、就農するというのはあまりに大きな変化ではありますが、その大きなギャップを埋めるために、多くの自治体が農業体験プログラムを企画しており、移住を決める前にまずは週末に農業を経験し、自分は本当に就農できそうか確認することができます





田舎の仕事と都市部の仕事は異なります。

都市部ほどのスピード感やスケール感、最先端の感覚を感じるのは難しいこともありますが、田舎の仕事・働き方には、それとは違う良さがあります。仕事に対する価値観を少し変えてみると、「意外に面白そうかも」という仕事を見つけられるかもしれませんよ。




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