はたらくコラム

成長を実感できない職場に迷いを感じたら…

2018年11月23日


「仕事を通じて成長したい」
成長したい意欲はあるのに、今の職場、今の仕事では、なかなか成長が実感できない…。そんな状況にモヤモヤし、「このままでいいのかな」と思ってはいませんか。

この迷いは転職で解決することもありますが、「転職」が解決策にはならないこともあります。成長を実感できない職場に迷いを感じたら、「急がば回れ」。「環境を変えよう」と転職活動を始める前に、自分の状況と考えを整理してみましょう。




「成長を実感できない」のはなぜ?

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まずは、今の職場で成長を実感できないのはなぜか、その原因を洗い出してみましょう。

①仕事に必要な適性と、自分の強みが一致していないため、自分の強みを発揮できない。
②「マニュアル通りにやらないといけない」「前例がないといけない」など、社内に制約やルールが多く、改善や工夫をする余地がない。
③毎日同じことの繰り返しで、先輩社員も同じような仕事をしているので、この仕事の先に成長した自分の姿が描けない。
④上司と意見が合わず、自分の意見がことごとく否定され、能力を発揮できない。
⑤評価をされず、成長している実感がない。
⑥もうこの職場での業務は習得して、仕事がマンネリ化している。

などなど、他にもいろいろあるかと思います。このように、職場で成長を実感できないのは、大きくわけると

1)今の仕事と自分の適性・志向の不一致の問題(①)
2)業務内容の問題(③、⑥)
3)上司や周囲との人間関係の問題(④、⑤)
4)社風の問題(②)

の4つに分類されます。とはいえ実際には、原因がどれか1つということは少なく、いくつかの問題が混在しているかもしれません。そのなかでも、自分のなかで最も大きな問題となっているのは何なのか、冷静に整理してみてください。

このうち、すぐにでも転職活動を検討したほうがよいのは、「4)社風の問題」です。なぜなら、社風は自分一人がどんなに努力してもどうにかなるものではないからです。
しかし、残りの3つは、転職活動を始めるまえに、もう少しだけ今の職場でもできることがある可能性があります。次にそれをみていきましょう。



1)「今の仕事と自分の適性があっていない」問題


もし「今の仕事と自分の適性や志向があっていない」と感じているならば、次の4つのことを考えてみてください。

①そもそも、自分の強み(これから成長させていきたい能力やスキル)は何か?
②今の業務で、自分の強みが発揮できていると思える業務はあるか?
③今の環境で、その業務の幅を広げていくことはできないか?
④今の業務以外に、今の会社で自分の強みが発揮できる業務を担当させてもらうことはできないか?


もし②の答えが「YES」であれば、転職を考えるよりも先に③や④の可能性を探ってみることをお勧めします。いずれ転職するにしても、自分の強みを活かせる業務で少しでも実績があったほうが、面接でもアピールしやすいからです。
また、「今の環境を変えるように働きかけ、自分なりに努力したが難しかったので転職しようと思った」といえば、納得できる転職理由にもなります。

そしてもしもこの時、①の答えがなかなか自分でもわからないときは、まずはここをはっきり見つけるところから始めてみてください。



2)業務の内容の問題

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どんな業務であっても「もうこれ以上、改善の余地は全くない」という完成された業務は、なかなかありません。「毎日同じことの繰り返し」の業務も、「マンネリ感がある」業務も、何かしら工夫や改善、発展の余地はきっとあるでしょう。

しかし、多くの方がそんなことをは理解されていると思います。だから、この答えに行き着いたということは、もう今の仕事の改善には何のモチベーションを感じなくなってしまった状態なのではないでしょうか。

この場合は

①この先どのように成長、スキルアップしていきたいのか?
②それが今の環境でできないのはなぜか?


を考えてみましょう。そして、自分がどのように能力を伸ばし、成長をしたいと思っているのか、まずは上司に相談してみてください。

あなたの考えを聞いたら、担当や業務が少し変わるかもしれません。転職を考えるのは、上司に相談しても何も変わらなかったときでも決して遅くないでしょう。



3)上司や周囲との人間関係の問題


「上司と意見が合わず、自分の意見がことごとく否定され、能力を発揮できない」
「頑張っているのに評価をされず、成長している実感がない」

こうした人間関係の問題は、なかなか難しいものがあります。なぜなら、人間関係の問題は多くの場合において、「どちらか一方が、10対0の割合で悪い」ということはめったになく、自分自身のコミュニケーションにも多かれ少なかれ何かしらの原因があるかもしれないからです。

自分自身の非に気づくことは難しいですが、「自分にも見直すべき点があるかもしれない」という客観的な視点をもてるかどうかだけでも大きな違いがあります。人間関係がそれほど悪化していなければ、この視点を持つだけでも状況は変わるかもしれません。

他人の行動を自分の思うように変えることはできません。成長を感じられないのが人間関係の問題であれば、まずは自分のコミュニケーションのあり方を見直すところから始めてみましょう。そこで何かに気づき、学びがあったならば、この経験こそが大きな成長になるはずです。



「どんな環境でも成長できる人」に

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社員が成長しにくい職場も、成長しやすい環境が整っている職場も確かにあります。今「成長しにくい職場」にいるならば、転職を選ぶほうが賢明な状況も多いでしょう。

ただ「社員が成長しやすい環境が整っている会社」で求められるのは、どんな環境でも成長できる能力がある人です。

だからこそ、ここでは、成長できないのを周囲や環境のせいにするのではなく、「自分にも原因がないか」「自分の努力で変えられないか」という視点で「今」を見直すための考え方をご紹介させていただきました。このような考え方ができる人が、「どんな環境でも成長できる人」でもあり、転職活動をしたときに企業から評価される人だからです。

「今の職場では成長が感じられない」と思ったら、ぜひ今の状況を客観的に捉える力を養って、今のこのモヤモヤする時期を「どんな環境でも成長できる人」へと成長する機会にしていきましょう。


もし1人で考えていても埒が明かなくなってしまったら、そんなときこそ、プロのキャリアコンサルティングを活用してみてください。1人ではなかなかまとまらない考えが整理でき、今後の方向性が見いだせるよう、サポートをさせていただきます。



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