はたらくコラム

中途入社で即戦力を期待される不安を乗り越えるための3つのヒント

2017年8月21日


即戦力が期待される中途入社。

初めての転職だったり、ある程度社会人歴が長くなってからの転職だったりすると、「新卒入社とは違うし、即戦力になれるようにがんばらなきゃ」と身が引き締まる思いがする一方で、自分は本当に活躍できるのか、不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。

適度な緊張感はもちろん大切ですが、ここは少し肩の力を抜いて、不安と期待が入り混じる新しい職場や仕事にこんな気持ちで向きあってみましょう。


1:成果を焦りすぎない

不満で辞めたい

中途入社者には、確かに即戦力が期待されます。

しかし、仕事で戦力として活躍するには、その会社の業務の進め方や決済のルールを学び、仕事に関わる社内外のキーマンや関係者を把握し、信頼関係を構築することが必要になります。
いわば、仕事をするための「土壌」のようなものでしょうか。

この「土壌」ができて初めて、自分の能力が発揮でき、即戦力として活躍できるようなりますから、中途入社したらまずはこの「土壌づくり」から始めなければならないのです。

そして「土壌づくり」には、導入研修があるなしに関わらず、どんな人でもある程度の「時間」が必要であり、企業もそれはわかっていますから、入社後すぐに成果を出してほしいなど通常は考えていません。だから、あまり不安になったり、成果を焦りすぎたりしなくても大丈夫なのです。

ただし、この「土壌づくり」がスムーズに行える社会人としてのコミュニケーション能力こそが、企業が中途入社者に期待したいところでもあり、新しい職場で自分の能力が発揮できるようになるための秘訣でもあります。

自分が仕事をしやすい土壌を作るためにも、まずは次のようなことから始めてみましょう。



2:自分からの挨拶で社内の人間関係をつくる


人間関係の基本は、挨拶から」とよくいわれます。

日常生活でも大切なことではありますが、転職先の新しい職場ではこれは特に大切なことです。中途入社をしたら、職場に慣れるまでの最初の2~3カ月は、上司や同僚に自分から積極的に挨拶をし、社内でできる限りよい人間関係を築けるように心がけていきましょう。

採用に関わった人事や職場の上司は、あなたの履歴書や職務経歴書を見ていますし、面接でも話をしていますから、あなたがどんな人だかある程度知っていますが、職場の他の人たちは中途入社してきたあなたがどんな人だかわかりません。
「今度入社する人はどんな人だろう?」と職場の人も期待と不安が入り混じったような気持ちで、待っています。そんななかで、きちんとした挨拶ができれば

「挨拶がきちんとできる気持ちのいい人だな」
「社会人として常識的な人だな」

職場での第一印象はとてもよくなります。第一印象が良ければ、その後の会話もスムーズになりますし、何かと声をかけてもらえるようになります。また、「わからないことがあったら、何でも聞いてくださいね」といってもらえるなど、困ったときにも助けてもらいやすくなるでしょう。

反対に、挨拶ができないと

「社会人のくせに挨拶もちゃんとできない人なのか」
「なんか、今度の中途入社者はちょっとなぁ…」

と第一印象が悪くなってしまいかねません。ネガティブな第一印象を持たれてしまうと、新しい職場でもポツンとしてしまったり、あまり声をかけてもらえなかったり、わからないことを質問した時の対応がそっけなかったり…と、「スムーズに仕事に慣れる」のとは程遠い状況になってしまいます。

たった一言ですが、挨拶で新しい職場での「過ごしやすさ」「仕事への慣れやすさ」は格段に変わってきます。新しい職場の人の名前を覚えられるように、「〇〇さん、おはようございます」など名前を呼びながら挨拶すると、より一層大きな効果が期待できるでしょう。



3:今の職場の仕事の考え方や進め方を素直に聞く


そして最後に大切なことを。
仕事を教えてもらうときには、今の職場の仕事の考え方や進め方をまずは素直に聞き、慣れるまではそのやり方で行うようにしましょう。

今まで同じ業界にいた、あるいは同じ仕事内容だったという場合、

「以前の会社ではこうやっていた」
「こっちのやり方のほうが、効率もいいし、スムーズなのに」

ということもあるかもしれません。あるいは、同じ業界や同じ職種でなくても、「今までの経験からすると、こうしたほうがいいだろう」「何でこんなことをやっているのだろう?」と思うようなこともあると思います。

しかし、その「今までの経験からこうしたほうがいいと思うこと」という改善の提案を行うのは、もう少し後に。
今は「なるほど」と今の職場のやり方を一旦受け入れ、まずはその進め方、考え方で仕事をやってみましょう。

納得がいかないこともあるかもしれませんが、新しく来た人にいきなり

「前の会社ではこうだった」
「こっちのやり方のほうがいいのに」

今までのやり方を否定されたら、それを快く思わない人は必ずいます。「前の会社が…」という一言に、前の会社と比較されてダメ出しされているような気になってしまう人もいます。
「改善案を教えてくれてありがとう」と前向きに受け止めてくれる人のほうが、はるかに少ないでしょう。

「郷に入れば郷に従え」は転職でも同じです。「こうしたほうがいい」と改善の提案をするのは、ある程度はその職場のやり方で仕事を行い、その職場の仲間としてある程度の信頼関係ができてからにしたほうが、受け入れてもらいやすいし、歓迎されやすいと知っておきましょう。



焦る気持ちを押えて、まずは感じのよい挨拶から。
そして教えてもらったことを、まずは素直に受け入れてやってみる。


文字にすると何の変哲もないことですが、中途入社した職場ではこのように基本中の基本さえ心がければ、新しい職場の同僚や先輩たちに受け入れられ、自分の能力を発揮しやすい土壌が作られていきます。

特別なことは必要ありません。
肩の力を抜いて、がんばってみてください。



ページトップへ戻る