はたらくコラム

プロが教える「転職先が見つからない」の原因と対策

2018年3月20日


「転職したいのに、転職先が見つからない」

求人倍率はバブル期以降の高水準で推移し、売り手市場と言われているのに、転職したい企業がなかなか見つからなくて困っている―そんな状況には必ず原因があり、現状を打破する対策があります。

転職したいと思える企業を見つけるために、一体どうしたらいいのか、一緒に考えてみませんか。




どうして転職先が見つからないの?

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中途採用においても、これだけ企業の採用意欲が高いにも関わらず、「転職先が見つからない」という状況に陥ってしまうには、主に3つの原因が考えられます。

【「転職先が見つからない」主な原因】

①キャリアのミスマッチ
②情報不足
③食わず嫌い


今の状況も、自分ではそんなつもりはなくても、どれかに当てはまっているかも知れません。それぞれの原因について詳しくみながら、それぞれの対策をみていきましょう。



転職先が見つからない原因①キャリアのミスマッチ


「行きたい企業があるけれど、自分が希望する職種の募集がない」
「希望する職種で募集しているけれど、求人条件を見るとキャリアが不足している」
「応募しているけれど、なかなか書類選考が通らない」

このような場合、「転職先がみつからない」原因は、キャリアのミスマッチが原因です。

求人倍率は高い水準を維持してはいますが、企業からの採用ニーズは職種毎に異なり、最も求人倍率の高いIT通信エンジニアの8.01倍から、最も求人倍率の低い事務系アシスタント職の0.2倍まで、大きく差があります。(求人・転職情報サイトDODA「転職求人倍率レポート(2018年2月)」)

自分が希望している職種が企業からあまりニーズのない職種だった場合、需給バランスから転職先を見つけるのが難しくなってしまうのです。


そして、もし自分が希望する職種では求人倍率が低く、そもそも求人がない場合には

「希望にぴったりというわけではないけれど、できるだけ希望に近い業務ができそうな仕事を探す」
「自分の希望条件を見直してみる」

ということが対策として考えられます。たとえば、「営業だったけど、ノルマに追われるのが嫌だし、残業の多い仕事は嫌なので、事務系職種にキャリアチェンジしたい」ということであれば、全ての希望を叶えるのではなく

「ノルマがなければ、よしとできるか?」
「残業がなければよしと思えるか?」

など、希望条件を見直す余地がないか、他に応募を検討してもいい求人はないか、考えてみましょう。そこでもし「ノルマがなければ、営業職でもまあいいか」と思えたら、「個人のノルマのない、チーム制の営業の仕事」「決まった顧客をフォローする、フォロー型の営業で残業はない」などの案件も検討範囲に入ってきませんか?

もし、このように考え方を変えられたら、事務系職種だけではなく、営業職も検討対象に入るので、選択肢はぐっと広がります。もしかしたらその選択肢を広げたなかに、社風が自分にマッチする、通勤が便利、待遇がいいなど、意外な「いい企業」があるかもしれません。


また、求人倍率が高く、求人が多い職種であっても、書類選考がなかなか通らないのであれば、書類に何か改善すべき課題があるか、キャリアが不足しているかのどちらかが考えられます。

この場合は、応募書類を改善するか、自分のキャリアに合う求人に応募する必要があります。応募書類の改善は、自分で自分の書類を添削するのは主観的になってしまって難しいので、客観的な視点を持つキャリアコンサルタントをうまく活用していきましょう。



転職先が見つからない原因②情報不足


「どの企業の求人をみてもピンとこない」
「自分自身、次に何がやりたいのか、実はあまり決まっていないからどれも選べない」

転職活動をしていて、そう感じることが多いのであれば、企業や求人、あるいは自分自身に関する情報が不足しているのかもしれません。

転職情報サイトや口コミサイトなどで情報を検索できるのはとても便利ですが、その企業や求人の本当のところはなかなかわかりにくいもの。そんなときには、「ナマの情報」を収集するために、「人の話」を聞きに行きましょう。

転職エージェントに登録し、エージェントに話を聞くのもいいですし、その業界に友人・知人がいれば、食事にでも誘って話をきいてみるのもおすすめです。

また、少し迷うようならば思い切って応募してみるというのも、情報収集手段の1つ。書類選考を通過し、面接に行けば、オフィスや面接官の雰囲気から、多くの情報を得ることができますし、面接の場で逆質問として情報を引き出すこともできます


インターネット上の情報だけでは、自分の意思決定の決め手に欠けるというこの状況を打破するには、行動あるのみ!

積極的に情報を取りにいきましょう。

また、「自分自身、次に何がやりたいのか、よくわからない」というのは、自己分析が足りない、つまり自分に関する情報が不足しているというものです。自分のことは、自分が一番見えなくなっていることもありますので、自己分析やキャリアの棚卸に行き詰まったら、プロのキャリアコンサルタントの力を活用してみてください。



転職先が見つからない原因③食わず嫌い


ある業界や企業、職務に対する先入観は多かれ少なかれ、誰しもが持っているものですし、そのイメージから「あの仕事はちょっと…」と思ってしまうのはよくあります。

ですが、そのイメージと実態は異なることもまたよくあり、「実際に行ってみたら、違った」「話を聞いてみたら、違った」ということも。

もしも「あの企業は嫌」「こういう仕事はちょっと…」と、ネガティブな理由で求人企業を選択肢から外すことが多かったら、「もしかしたら、違う見方もあるかも」「そう思っているけれど、実際は違うかも」と再検討の余地が本当にないか、ほんの少しだけ立ち止まって考えてみませんか?


「そうはいっても実態はわからないし」ことも多いかと思いますので、その際は転職エージェントやキャリアコンサルタントなど客観的な情報を持つプロフェッショナルから、情報収集をしてみてください。

もしかしたら意外な気付きや、「あれ?意外によさそうかも?」と思える情報があるかもしれません。



現状打破するきっかけを探しに
行動を起こしてみませんか

部署異動

いずれの原因も、企業や求人に対する新たな情報や新たな視点、キャリアに対する考え方などを得ることが、現状を打破する糸口になります

行き詰まった…と思ったときこそ、行動を起こして積極的に「人からの情報」を得るために行動を起こしてみましょう。ふとした会話のなかに、現状突破のきっかけがみつかるかもしれませんよ。




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