はたらくコラム

「自分のしたい仕事がわからない」ヒントを朝ドラヒロインに学んでみる

2017年6月16日


自分のしたい仕事は何なのか?
これは意外に答えるのに難しい質問です。

「自分のしたい仕事がわからない」というのは、実は非常によくあることだと思います。

子供のころから憧れていた仕事や、学生時代から思い描いていたキャリアプランを実現していく友人知人や、自分の目標やなりたい姿を明確に語る同僚を見ると焦ってしまうかもしれませんが、目標に向かって進むだけが人生ではありません。

そんな生き方のヒントを、今日は朝ドラのヒロインから学んでみませんか?



朝ドラ「ひよっこ」のヒロイン・みね子に学ぶ、仕事との向き合い方

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2017年4月にスタートしたNHKの朝ドラ「ひよっこ」。

1960年代を舞台にしたこの物語は、茨城県の山あいの村で生まれ育った主人公みね子が、借金を返すために出稼ぎに東京にいってそのまま蒸発してしまった父親の代わりに、高校卒業後に東京に働きに出て、周囲の人に支えられながら成長していくドラマです。

ここ最近の朝ドラは、戦前から戦後にかけて「〇〇のために」と強い信念と明確な目標を持ち、女性ながらに起業して、会社経営に成功した強くしなやかに生きるヒロインが続いていましたが、有村架純演じるみね子は違います。

みね子は「働くのが好き」ですが、「自分のしたい仕事」が明確なわけではありません。茨城の実家で暮らす家族のため、幼い弟妹のために「仕送りをしなければならない」とは思っていますが、強い意志や信念があるわけでもありません

上京直後は向島にあるトランジスタラジオの工場、その工場が閉鎖されてからは、赤坂にある洋食レストランで働くことになりますが、いずれも自分で「ここで働きたい」「これがやりたい」と望んだわけではありません

たまたま、学校から紹介された。
たまたま、「工場が閉鎖された」と話をしたら「ここで働いたら?」と声をかけてもらった。

それだけの理由で仕事を決めています。しかし、みね子はその仕事を不満に思うことはありません。

働く場所があるのが幸せ。
楽しい仲間と一緒に仕事ができるのが嬉しい。


そうやってただ1日1日の業務にひたむきに向き合いながら、楽しく働いているのです。



「自分のしたい仕事をみつけなきゃいけない」から離れてみる


今、多くの企業で導入されている成果主義・能力主義では、仕事の評価をするために目標設定が必要です。

「ミスをしない」など日々の目標があったほうが業務の張り合いにはなりますが、それだけではなく、「自分はどうなりたいのか?」という中長期的なキャリアの目標やビジョンまで求められるようになっています。


だからこそ、その答えが出せないことに焦りを感じてしまいますが、今「自分のしたい仕事がわからない」のであれば、それは一人でどんなに考えていてもなかなか見つかるものではありません。

「自分のしたい仕事をみつけなきゃ」と焦ったり落ち込んだりすると、自分の周りにある様々なもの、きっかけを見落としてしまいます。


そこで「自分のしたい仕事がわからない」ときには、そこから一旦離れて、朝ドラ「ひよっこ」のヒロイン・みね子のように「今」「目の前」に集中して、毎日の業務1つ1つの楽しみややりがいを探してみませんか

みね子が「楽しい仲間と一緒に仕事ができるのが嬉しい」と、今ある環境に感謝して幸せを感じているように、今自分の身の回りの環境で「これっていいな」と思えることを探してみるのはいかがでしょうか。


・仕事はルーティンワークが多いけれど、一緒に働く同僚や上司がいい人で恵まれていると思う。
・今の仕事は向いていないと感じているけれど、お客様と話すのは楽しい。
・今の会社に満足しているわけではないけど、給与や福利厚生などの待遇面はいいし、通勤も便利。
・業務のなかで、この業務だけは好き。


こんなふうに今の仕事が「自分のしたい仕事」とは思えなくても、探してみれば1つか2つくらいは今の仕事や今の環境の「プラスな面」が見つ蹴られるのではないかと思います。


キャリア理論で有名な、クランボルツの「計画的偶発性理論」では「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」としています。「自分のしたい仕事がわからない」のは、その「予想もしていない偶発的なこと」が起こっていない、あるいは起きているのに気づいていないだけです。

しかし、どんなことに対してであれ「わからない」というモヤモヤした気持ちがあると、何かきっかけがあったときにも「どうせ…」「めんどくさいし…」「別に…」とポジティブに受け止められなかったり、見落としてしまったり、ネガティブに解釈してしまったりします。

反対に「今」のよいところに目を向けようと、気持ちの「前向きモード」にスイッチが入っていれば、周囲のきっかけに対してもポジティブに受け入れられるようになります


チャンスは前向きな人にやってくると言われています。

「自分のしたい仕事がわからない」とモヤモヤするときには、朝ドラヒロイン・みね子を見習って今の仕事や周囲の環境に今より少し前向きになってみたら、自分のしたい仕事はこれだ!と思えるような偶発的な出来事がやってくるかもしれませんよ。




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